2009年01月18日

限りなくオフィシャルに近い同人誌

数年前のことですが、私がライターとしてキャラ設定、ストーリー(いわゆるプロット)、シナリオを手がけた作品が発売されました。少したって、書ききれなかった部分を同人誌として出したいと思い、会社に問い合わせたところ、PNを変えれば出してもかまわない、とのことでした。

その会社は発売前に2ch工作するなんて当たり前で、今でもデバッグすらまともにしていない。バグがわんさか搭載されているソフトを発売しています。その体制自体にもやもやしていたこともあり縁を切って久しいのですが、のちにこの話をMさんにすると、「その会社、失礼だね」とはっきり言うのです。

彼女に言わせると、「公式スタッフがその作品の同人活動をするのはその作品にとってプラスになるよ。原画やライターだったらなおさら宣伝となるはず。むしろ会社にとって喜ばしいことだと思う。というか名前を変えてもそのスタッフが手がけたことは黙っててもわかっちゃうし」。

結局のところ、この手の問題は会社のスタンスと契約形態によるとしか言えません。たまに原画集やスタッフ本やキャラグッズが出回りますが、会社の後押しがなければ成立しないものが多々あります。

ですから、この点でユーザーがどうこう言うのは完全にお門違いではないかと思うのですね。版権持ってる会社がいいって言わなきゃそんな派生品、出ないですもん。

でも、この意見、すごく原画っぽいなあ、と納得してしまいました。確かにこれを言ったのが原画だったら、会社は名前を変えてくださいなんて言わなかったと思うんです。

同じように会社のスタッフでも作品の顔と言える原画やキャラデザ以外のスタッフはあまりおもしろく思っていない節があります。やっぱり彼らにしてみれば、「原画」が「会社のモノ」を私物化しているように見えるんでしょうね。
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2009年01月16日

俺の妹がこんなに自由なわけがない

去年のことになりますが、年末、お猫様にマッサージをしていると、携帯に一通のメールが届きました。

熊本の医大に通う妹Hからでした。

H「明日遊ばない?」

oniku「こっち来るの?」

H「うん、もう友達といる。けどその人今日帰るから」

私から数えて三人めの妹です。垢抜けた容姿に染めたセミロングの髪、ぱっと見、よくいるただの女子大生。

ですが彼女は皆変人だと言われてる私の兄弟たちのなかで飛び抜けて変わっており、ひとりでインド旅行に行き(当然個人旅行) 現地で突然ペンションを探すなどかなりの自由人。

休みになるとあちこちを旅しており、東京に立ち寄るときには泊まっていって、様々な冒険談を聞かせてくれるのです。

ちなみに二人めの妹Kはやたら毒舌。

K「まだそんな仕事してんの? いつになったら目が覚めるの?」

oniku「くっ、リアルツンデレがこんなにも心の痛いものだったとは……」

K「つんでれ? ……って何? また気持ち悪いこと言ってる」

と、現実とバーチャルの違いを思い知らせてくれる、本当は心優しいハートフルな妹です。

祖母の誕生日が近かったので、デパートで写真立てを買い、ふたりで写真を撮って贈ることになりました。

そして自宅。

M「うむ、ではあれをやるか……」

おもむろにテレビをセットし出すM。

有無を言わさぬ勢いでHを椅子に座らせます。

うちのでかいテレビにデジカメを接続し、さまざまなポーズをとる愛猫を映し出しはじめました。まさに親ばかです。

最初はHもへえ、ふーん、など言っていますが、数十枚をスライドし終わった時点でかなりうんざりし始めました。そんな様子をなんとなく理解していながらも、一生懸命Mさんは猫の愛らしさを説明しながら画像を切り替えてゆきます。

おおっぴらに猫を見せる相手がいないので内心ひやひやするほどはっちゃけるM。普段クールな女を装ってるだけにかなりびびりました。しかしそうなると、もう空気の温度差からして違います。しばらくすると、満足したのか、

M「ま、実物がいるからいっか?」

と、締めくくります。

今年は友人とトルコとエジプトに行ったらしい妹。

トルコのお菓子をもらいました。

二日泊まって、彼女は三重県に合宿に旅立って行ったのですが(パワフル)、これがものすごくまずい。

しかし、Hに言わせると、これが一番食べられるものだったそうです。

頑張ってふたりで食べていたのですが、もう根本的に日本人の口にあわないものが作られているのか。残念ながら全部は処理しきれませんでした。

とてもじゃありませんがトルコには旅行できそうにないです。
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2009年01月14日

転売される同人誌の行方

凹んだ原因は、市内の同人誌を取り扱っている店にちょっと立ち寄ってみて、「冬コミ新刊!!」とPOPに書かれた同人誌が棚に並んでいるのを見て。全部エロエロ。表紙からしてエロいものしか並んでない。中には、たぶん、超人気で入手困難な作家さんのものなんだろうけど、棚に並んでる部数が1部しかなくて、1冊2000円〜4000円ぐらいの値札が付いているものもある。在庫が数十冊以上あるものは1冊600円〜700円ぐらいの価格付け。

地方の同人誌事情 - しんたろサンの日記

同人誌は趣味の範囲でやる、というのがMさんのポリシーなのですが、逆に委託書店にシュリンクされて並んでるのを見ると、華やかなCG彩色によるパッケージ、確かに商業作品ともうなんら変わりないようにも思えます。基本的にコミケは、皆参加者というのがモットーのイベントなのですけれど。

ということで、中堅サークルの中の人から見た転売とショップの関係を。

少し前と違って、転売というのはしにくくなってきたと思います。こと大手や一部の事情により頒布数を制限しているサークルさんは、一限とか二限などといった一人に行き渡る部数を制限する対策をするようになってきたためです。いくら利益が一部数千円あったとしても、朝から詰めて並びっぱなしではそれほど多くのサークルさんの本は買えません。効率が悪いと思うのは私だけでしょうか。(複数人でやれば話は別ですが)

Mさんは健全本しか出さないこともあり、特に爆発的に部数が出るというわけではありません。しかし、彼女は「面倒」と言って、委託書店に卸しません。なので、どうも中古書店では

超大手の同人誌の価格<委託しないMさんの同人誌の価格

といった値段がつけられているらしく、中古同人誌ショップ(ちなみに秋葉原)に行ったとき、その値段にびっくりしました。モノクロの二十ページ程度の同人誌が漱石一枚じゃ入手できないわけです。

同様に中古ショップなどで数千円する高価な同人誌は、作家買いされる方が手がけているということよりも、市場に対して稀少かどうかという点で値段設定がされるようです。たとえば、そのショップではあるアニメの原画を収録した同人誌が数千円でウィンドウにしまわれていました。そういったもののほとんどはイベントで頒布することを前提としています。「趣味」であることを全面に出して、会社からお目こぼししてもらっているのです。(少し前に話題になったストパンの監督による同人誌もおそらくこういう経緯で話がついているはずです)当然、オフィシャルの色が濃くなればなるほど、流通に乗せることは禁じられます。また、会社の規定により部数を制限している、委託をしないという方針のサークルも存在します。そういった同人誌は、流通に乗らないので、どうしても希少価値がつきます。

一方で、数百円で売られているもののほとんどはサークルが自主的に流通に卸しているもので、三割程度を書店が持っていきます。

同じフロアで売られていたとしても、内部事情はまったく異なるのです。

Mさんは売れればいいというざっくばらんな人なので、冊数制限はしません。毎コミケで手伝いますが、五冊とか六冊とか買っていく人はすごいネットワークがあるんだろうなあと感心することしきり。

ところが、あるイベントで、こんな人が現れました。

男「これ、部数制限あるんですか?」

M「ないです〜」

男「なら、二十冊ください」

え!?

いくらなんでも多すぎだろう。これが噂に聞く転売ヤー……。

ひとりnrnrする私を尻目に、受け取ったものを大きな袋に詰め込み、男が去ってゆきます。

oniku「あれ良かったの?」

M「うん、ああいうひとが地方に供給してくれるんだよ」

転売を肯定してますかッ!?

その姿には同人の文化を担うとか重いものはかけらもありません。

つまり、誰が買おうと、捌ければいいということか。

こう見ると、書き手も存外に勝手な生き物です。ぶっちゃけ在庫が残らなければそれでいいんです。

転売されて高値がついても、作家には一円も入ってきませんからね。
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家族ぐるみの奇妙な同人

病院を経営している知人の医師がこんなことを言っていました。

I「チューブでぐるぐるまきにされて、意識もない患者がいるんだよ。正確にはいた、というべきか。患者の家族は何をしてもいいから生かしてくれって頼んでくる。こう聞くと、なにやら美談に聞こえるだろう? でも患者は年配だった。何が起こるかわからない。いよいよその時がやってきて、家族が枕元に呼ばれる。みんな泣いている」

I「おまえが死んだらどうやって生きていけばいいんだ――!! と」

I「一家は全員無職で患者の年金で生活してたんだ。だから何があっても生きてもらわなきゃいかんかったというわけだ」

oniku「働け

C75もおわってしまった今、書くにはやや時期が外れていますが、去年の夏コミ――。

Mさんは島中に配置されていました。

コミケは頒布部数によって配置されるシステムがあります。詳しい説明は省きますが、そこそこ列が形成されるようになればお誕生席というブロックの隅、数千部が捌けるようなサークルは壁沿いになります。

もちろん、壁に面したブロックを偽壁と言ったり、女性のサークル主ばかりを集めた島があるなど、例外もある。カタロムで確認すると、その時のMさんのスペースはどうやら原画やイラストレーターを詰め込んだ島のようでした。おそらく、その少し前に原画を担当したソフトを発売したせいでしょう。列にはかなり著名な原画家さんもいらっしゃいました。

Mさんはもともとギャグ漫画を描きたいと日頃から言っています。「おお、今回はえろいね!」とは言っても、せいぜいパンチラや水着程度。十八禁は仕事だけ、と割り切っている印象があります。

当日。両隣は陵辱、ふたなりとかなりのハードエロス。

列の勢いが比ではありません。

と、な○はが白濁まみれになっている本を並べる隣の内側――六十をとうに過ぎたおばあさんがほくほく顔で千円札を数えているではありませんか。よくよく見ると、若い男性、女性、おばあさん。の三人で代わる代わる売り子をしているようでした。

家族ぐるみで同人するからには、やはり生活費をそこで稼ごうという明確な意志があると私は思ってます。それ自体は悪いことではないというか、ヤマもオチもないただのエロだって売れるには努力と才能がいるんです。

で、実際のところ、このような家族ぐるみのサークルってどれくらいいるものなんでしょう?

有名な例だと、ひぐらしのなく頃に。作者の両親とともに作っていることは、ファンには有名な話です。

私はもともと漫画を描いていて(ライターにありがちなパターン)同人誌を出したのは高校生の時。親バレしてしたたかに説教された苦い思い出があり、当時は同人は隠れてこそこそ行うものとばかり思っていました。しかし、多少のゼニーを得るためにはやはり家族の理解とサポートが不可欠なのは確か。いまや家族ぐるみで活動する時代? 新しいと思う自分は年をとってしまったものです。
posted by oniku at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 同人誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嬉し恥ずか死マグカップ

家の外では一般人を装う我らだが家の中は人に見せられない。

エロゲ! 同人誌! 抱き枕! ……はさすがにないが、カバー(本人が描いた)ならある。

――どれも美少女があられもない格好をした大人の嗜好品だ。

なかでも、恥ずか死アイテムと言われるのがこれ。

マグカップに萌え萌え美少女の描かれた、まごうことなきオタグッズ。

何が恥ずかしいかって普段使いの日用品に履いてない炉利がいるのがもう。

飛び上がった美少女のスカートがめくりあがり、下着が見えるか見えないかというところを謎のオブジェクト(よくある)が隠しています。

これもM氏が描いて コミケのときにメーカーが売ったもの。

少なくとも同棲を始める前から彼女が持っているのは確かだ。

これを持って、いつものように

oniku「さあてこの恥ずか死マグカップでお茶を飲むか」

と、やかんを火にかける。

それまでこたつに潜り込み、猫と戯れていたMだが新たなターゲットを見定めたと見え、ぷりぷりした様子でキッチンに入ってきた。

M「テメーあたしの書いた絵が恥ずかしいというのか!?」

因縁をつけようというのである。

oniku「じゃあ貴様このマグカップでスタバ行けんのか!?」

oniku「スタバのレジでこれにコーヒー入れてくださいって店員に差し出せるのかMさんは(カップ持ち込みは30円引き)」

M「無理!」

oniku「ほらね」

M「むぐ」

しばらくしていつものようにすね始めるMさん。

M「どうせあたしは絵描きとしても三流で……人としても三流で……生まれてきてごめんなさいって言いながら目を覆わんばかりの恥ずかしい絵を描いて死んでゆくのさ……」

oniku「生まれてるのか死んでるのか……」

M「フォローしろよ」

本人が描いててもやっぱり一般人に見せるのは恥ずかしいんだよって話です。
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2009年01月12日

ソリッド原画の好む対称性

元アニメーターであるMはかっちりした美しい線を描くことにこだわります。

なので、付き合い始めた頃、紙はかさばるし、消しゴムのくずが汚いからと、線画制作は完全にデジタルに移行してしまいました。私は画集や設定資料集を集めるのが趣味なのですが、彼女は「データなら見る」と言って、興味なさそうです。

そんな彼女がソウルイーターにハマってしまいました。

うちは作業場に四十二インチのテレビを持ち込んで好きな映画やアニメをだだ流ししてるんですが、作中で、キッドという二枚目キャラの少年が、転がってきたマスコットを見て「左右対称、すばらしいシンメトリーだ!」とほれぼれしているシーンがあります。実際は、そのシンメトリーだったマスコットをよく見ると、右半分のまぶたのまつげが一本余計に生えてて左右対称じゃなかった! ってオチなんですが、これを見ていた最中、

M「うわ〜、この気持ち、わかる、わかるよ!」

oniku「いきなりどうしたの?」

M「あたしも左右対称じゃないと気持ち悪いもん。キッドの気持ちすごいよくわかるよ!!」

……と言うのです。

なるほど、いま進行中の企画、こういうことがあったことを思い出します。

oniku「ねえ、このヒロインの立ち絵、左右同じすぎない? 両腕おろしてるし位置一緒だし、半分反転したの?」

M「そんなことないよ、ここもここも違ってるでしょ」

oniku「た、確かに指が微妙に違ってるような……そうでもないような……」

M「そんなことない。もっとよく見て」

これって、シンメトリーが好きだったのか、付き合って三年もたつというのに今になって納得です。
posted by oniku at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | エロゲ・ギャルゲ制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それでもゲームシナリオライターになりたいあなたに

話は逸れますがADVのシナリオライターについて。

最近、よくこんな質問を受けます。

「どうしたらライターになれるんですか?」

mixiで見知らぬ人からメッセージをもらった時には(しかも複数回あり、送り主はそれぞれ別の人)少々驚きました。

結論を言うと、メーカーに応募して、合格すればライターになれます。

これはそんなに難しいことではありません。

お話が無難でも、滅茶苦茶でも、文章がそこそこ読めて、会社がサブライターを欲しがっている場合、結構簡単に採用されたりします。

しかし、サブライターのままで、自力で生活し続けるのは非常に困難です。

知人の会社でも、春、新人を入れてライターが複数人いると聞いたのに、夏になるとひとりしか残ってない。しかし驚くことでも珍しいことでもなんでもなく、ゲーム会社のごく普通の光景だったりします。

かように厳しい社会ですから、相談を受けると、まず、「趣味のままで続ける」ことをお薦めします。

私の会ったライター志望者の場合、以下のようなパターンが多いです。

@ラノベで書きたいけど無理なのでエロゲ媒体を志望する

Aエロゲが好きで自分も書きたいと思う

Bエロゲが好きだが何もできないのでとりあえずライターになりたい

三番目は論外として、一番目の人は結構やっかいです。このパターンの人は文章を書くこと自体が趣味の人であることが多く、あまりゲーム自体やりません。どころか、アニメ、小説、映画、まったく娯楽を見ていない場合もあります。

ここでは、遊べと言いたいのではありません。たとえばエロゲは(エロゲでなくてもゲームならそうだと思うのですが)世の中の流行を敏感に取り入れていく媒体なのです。まがりなりにもそのライティングをしようという者が世の中の流れを知らないのはおかしすぎるとは思いませんか。

文章を書くことが好き。それ自体はいいことだと思うのですが、他の人がどういうスタイルで書いているのか、どんなものが好まれているのかリサーチしないのは一部の天才にしか許されません

とりあえず、ライターになりたい人は売れてる物(エロゲに限らず)はチェックしましょう。それについて何が受けてるのか、次は何が受けるのか、自分がつくるとすればどういう物になるか、考えてみましょう。

別にラノベ志望者でも、実力があれば、エロゲを書いて構わないんです。エロゲが嫌いでもいいのです。人を萌え転がらせる自信があるならHシーン、五クリックで終わってもいいじゃないですか。でも、仮にエロゲで書きたいと思うならば、エロゲでなくても他の媒体でユーザーがどんなものを好むのかくらいは見ておくべきなのでは。

企画者はそこまでしてなお、思い通りに売れないことだって、多々あるのですから。

最近は皆、文章はそこそこ読めて体裁のいいものを応募してきます。

しかし、お話自体は既存の作品をなぞったようなパンチの効いてない平凡なものばかり。

題材が良くないのもありますが、一つには、気持ちが昇華される場面がうまく描けてないのだと思います。

いわゆる骨組みがしっかりしてない物語。意図を聞くと、何となく書いて規定のボリュームにできあがったそうです。会社が課題に出すのは50Kなどの限られた容量が多いのですが、はっきりいってこの容量ですと、サブキャラもそうは出せませんし、無駄な描写はまったく入れる余地はないわけです。が、読んでみると、描写に無駄が多すぎです。採用担当者は応募者の原稿を読むだけが仕事ではありませんから、冒頭の引きやクライマックス、エンディングはうまく書けてないと、全部は読んでもらえないだろうと安易に想像がつきます。

起承転結をはっきりさせましょう。それだけで他のライバルと差がつきます。

あとは、応募書類はビジュアルがないのですから、ややラノベっぽい描き方をしたほうが良いと思うのですよね。情景描写や人物描写を入れたほうが読む人には優しいです。

こういった気づかいがライターには必須ですよ。あと個人的に新人に必要なのって技術よりも素直さだと感じてますが。

会社にもよるので一概にこうだとは言えないのですが。

最後に、自戒も含めて、言いたいのです。

君はその文章で8800円払えるのかい? って――。
posted by oniku at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | エロゲ・ギャルゲ制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エロゲつくってます

とある特定業界には女流原画家と言われるものが存在します。

往々にしてメディアへの露出によって有名になっていることが多々ですが、中には男性と偽っていたり、自分の性別を隠しているケースもあります。

彼女――とずっと言い続けるのは不便なので、Mとしましょう。

Mも後者でした。

三年前から付き合ってます。

ふたりで企画を任されるようになり、いまは毎日あーだこーだ言いあい、ときに口げんかになることすらあります。

oniku「今月発売したあれとイベント被ってるから構図注意してね」

M「でもここパンチラさせるなら似たような感じになっちゃうよ?」

みたいな会話は日常茶飯事なわけです。

oniku「○○のあと××イベントに持ってきたいから話考えて」

M「今作業してるから_」

oniku「企画に名前載せてもらうんでしょ。案出して案」

――エロゲの企画って誰がつくると思います?

ライターが設定するものという一般常識があるように感じます。しかしうちでは、原案や大まかな話を作り出すのは原画である彼女だったりします。

もともと企画をやりたがっていたM。

自分で、テンプレなんかにはない、独自の企画書を書きあげてきます。

それは、攻略ヒロインのラフを前面に押し出した、目を惹かないわけないヤツ!

その設定の隙間を埋め、ストーリーを組み立てるのがライターの私です。もともといわゆる二次創作的なお話をつくるほうが好きなので、この役割分担がベストマッチなのです。
posted by oniku at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | エロゲ・ギャルゲ制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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