なので、付き合い始めた頃、紙はかさばるし、消しゴムのくずが汚いからと、線画制作は完全にデジタルに移行してしまいました。私は画集や設定資料集を集めるのが趣味なのですが、彼女は「データなら見る」と言って、興味なさそうです。
そんな彼女がソウルイーターにハマってしまいました。
うちは作業場に四十二インチのテレビを持ち込んで好きな映画やアニメをだだ流ししてるんですが、作中で、キッドという二枚目キャラの少年が、転がってきたマスコットを見て「左右対称、すばらしいシンメトリーだ!」とほれぼれしているシーンがあります。実際は、そのシンメトリーだったマスコットをよく見ると、右半分のまぶたのまつげが一本余計に生えてて左右対称じゃなかった! ってオチなんですが、これを見ていた最中、
M「うわ〜、この気持ち、わかる、わかるよ!」
oniku「いきなりどうしたの?」
M「あたしも左右対称じゃないと気持ち悪いもん。キッドの気持ちすごいよくわかるよ!!」
……と言うのです。
なるほど、いま進行中の企画、こういうことがあったことを思い出します。
oniku「ねえ、このヒロインの立ち絵、左右同じすぎない? 両腕おろしてるし位置一緒だし、半分反転したの?」
M「そんなことないよ、ここもここも違ってるでしょ」
oniku「た、確かに指が微妙に違ってるような……そうでもないような……」
M「そんなことない。もっとよく見て」
これって、シンメトリーが好きだったのか、付き合って三年もたつというのに今になって納得です。
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