I「チューブでぐるぐるまきにされて、意識もない患者がいるんだよ。正確にはいた、というべきか。患者の家族は何をしてもいいから生かしてくれって頼んでくる。こう聞くと、なにやら美談に聞こえるだろう? でも患者は年配だった。何が起こるかわからない。いよいよその時がやってきて、家族が枕元に呼ばれる。みんな泣いている」
I「おまえが死んだらどうやって生きていけばいいんだ――!! と」
I「一家は全員無職で患者の年金で生活してたんだ。だから何があっても生きてもらわなきゃいかんかったというわけだ」
oniku「働け」
C75もおわってしまった今、書くにはやや時期が外れていますが、去年の夏コミ――。
Mさんは島中に配置されていました。
コミケは頒布部数によって配置されるシステムがあります。詳しい説明は省きますが、そこそこ列が形成されるようになればお誕生席というブロックの隅、数千部が捌けるようなサークルは壁沿いになります。
もちろん、壁に面したブロックを偽壁と言ったり、女性のサークル主ばかりを集めた島があるなど、例外もある。カタロムで確認すると、その時のMさんのスペースはどうやら原画やイラストレーターを詰め込んだ島のようでした。おそらく、その少し前に原画を担当したソフトを発売したせいでしょう。列にはかなり著名な原画家さんもいらっしゃいました。
Mさんはもともとギャグ漫画を描きたいと日頃から言っています。「おお、今回はえろいね!」とは言っても、せいぜいパンチラや水着程度。十八禁は仕事だけ、と割り切っている印象があります。
当日。両隣は陵辱、ふたなりとかなりのハードエロス。
列の勢いが比ではありません。
と、な○はが白濁まみれになっている本を並べる隣の内側――六十をとうに過ぎたおばあさんがほくほく顔で千円札を数えているではありませんか。よくよく見ると、若い男性、女性、おばあさん。の三人で代わる代わる売り子をしているようでした。
家族ぐるみで同人するからには、やはり生活費をそこで稼ごうという明確な意志があると私は思ってます。それ自体は悪いことではないというか、ヤマもオチもないただのエロだって売れるには努力と才能がいるんです。
で、実際のところ、このような家族ぐるみのサークルってどれくらいいるものなんでしょう?
有名な例だと、ひぐらしのなく頃に。作者の両親とともに作っていることは、ファンには有名な話です。
私はもともと漫画を描いていて(ライターにありがちなパターン)同人誌を出したのは高校生の時。親バレしてしたたかに説教された苦い思い出があり、当時は同人は隠れてこそこそ行うものとばかり思っていました。しかし、多少のゼニーを得るためにはやはり家族の理解とサポートが不可欠なのは確か。いまや家族ぐるみで活動する時代? 新しいと思う自分は年をとってしまったものです。
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